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伝染性紅斑(リンゴ病)にご注意ください
更新日令和7年5月23日金曜日
コンテンツID024963
福井県内で、伝染性紅斑(でんせんせいこうはん:リンゴ病)が流行しています。(定点医療機関からの患者報告数が警報レベルの目安である1定点医療機関あたりの「2」を超えました。)
伝染性紅斑は年始から7月上旬頃にかけて増加することから、今後も小児を中心に注意が必要です。
伝染性紅斑とは
「リンゴ病」とも呼ばれるウイルス性の感染症です。主に子どもに多い病気ですが、大人も感染することがあります。
感染経路
感染経路は、感染した人の咳やくしゃみのしぶきを吸い込むこと(飛沫感染)や、ウイルスがついたものに触れること(接触感染)で広がります。
症状と経過
潜伏期間
ウイルスに感染してから症状が出るまで約10~20日かかります。
初期症状(感染力が強い時期)
- 最初は、微熱、だるさ、鼻水、喉の痛みなど、風邪のような症状がみられます。
- この時期が最も感染力が強い時期ですが、本人はまだ「伝染性紅斑」と気づいていないことが多いです。
特徴的な発疹(感染力がほとんどない時期)
- 風邪のような症状が治まった後、まず両頬が赤くなります。発疹は境界がはっきりしていることが特徴です。
- その後、腕や足、お腹や背中などに、網目状やレース状の赤い発疹が広がります。
- 赤い発疹が出る頃には、ウイルスの排出はほとんどなく、感染力はほぼ消失しています。
- 発疹は1週間前後で自然に消えることが多いですが、お風呂で体が温まったり、日光に当たったりすると、一時的に赤みが強くなることがあります。
治療法
伝染性紅斑に、特別な治療法はありません。基本的には軽い症状の病気であり、症状に応じた治療となります。
予防法
- 伝染性紅斑を予防するワクチンや薬はありません。
- 赤い発疹が出ている時期(リンゴ病と気づく時期)には、ほとんど感染力がないため、風邪症状がある人は、こまめな手洗いと、咳やくしゃみをする時には口と鼻をハンカチ等でおおうなどの「咳エチケット」を心がけることが大切です。
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