基礎的な感染防止対策と早期ワクチン接種を

　冬場の乾燥期を迎え、全国的に新型コロナ感染者が増加しています。おおい町においても複数のクラスターが発生いたしました。

　国内では重症化の減少とともに行動制限は緩和され、ウィズコロナで社会経済活動の再開がいよいよ本格化しつつあります。しかし、コロナウイルスが減少したわけではありません。逆に私たちの身近に多く存在し、感染の可能性が高まっていますので、状況に応じて適切な感染防止が必要です。

　そこで改めて皆様にお願いいたします。

　ごく小さな空気中に浮遊する飛沫ウイルスによる感染を防ぐため、屋内や車の中では暖房しながら空気の流れを作る換気を行ってください。

　また、直接飛沫による感染を防ぐため正しくマスクを着用してください。さらに、手などについたウイルスからの接触感染を防ぐため、こまめな手洗いと消毒を行ってください。

　そして、ワクチン接種券の届いた皆さんは、かかりつけの医師と相談して、出来るだけ早期のワクチン接種をお願いいたします。重症化は減少傾向にあるものの、高齢者だけでなく、若者や幼児でも重症化事例の報告はあります。

　日本小児科学会では生後6か月以上5歳未満のすべての小児にワクチン接種を推奨していますので是非ご検討ください。

　自分自身や大切な人を重症化リスクから守るために、基礎的な感染防止対策とワクチン接種にご協力をお願いいたします。

　また、早期治療によって重症化を防ぎ、大切な人に感染させないためにも日頃から体調管理を行い、風邪症状がある場合には早期に発熱外来を受診してください。

　平穏で楽しい年末年始を送っていただくために、どうぞよろしくお願いいたします。

　　　令和4年12月8日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おおい町長　中　塚　　　寛