マイコプラズマ肺炎の患者報告数が増加しています!ご注意ください
更新日令和6年10月15日火曜日
コンテンツID024595
福井県内では、マイコプラズマ肺炎の患者報告数が増加しています。(定点医療機関からの患者報告数が高い状況が続いています。)
マイコプラズマ肺炎は1年を通じてみられますが、秋冬に増加する傾向があるため注意が必要です。
マイコプラズマ肺炎とは
マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こる感染症です。小児や若い人の肺炎の原因として、比較的多いものの一つです。
感染経路
感染した人の咳のしぶきを吸い込んだり(飛沫感染)、患者と接触したりすること(接触感染)により感染すると言われています。感染してから発症するまでの潜伏期間は長く、2~3週間くらいとされています。
症状と経過
発熱や全身の倦怠感(だるさ)、頭痛、咳などの症状がみられます。咳は、熱が下がった後も長期にわたって(3~4週間)続くのが特徴です。多くの人は肺炎マイコプラズマに感染しても気管支炎で済み、軽い症状が続きますが、一部の人は肺炎になったり、重症化したりすることもあります。
治療法
マイコプラズマ肺炎は、マクロライド系などの抗菌薬で治療されます。軽症で済む人が多いですが、重症化した場合には入院して治療が行われます。
予防法
ふだんから、流水と石けんで手洗いをしっかりすることが大切です。また、感染した場合は、タオルの共用は避けましょう。咳の症状がある場合には、マスクを着用するなど「咳エチケット」を守ることを心がけましょう。
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