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バイオシミラー(バイオ後続品)を活用しましょう

更新日令和7年10月30日木曜日

コンテンツID025260

バイオシミラー(バイオ後続品)とは

 バイオシミラー(バイオ後続品)は、先行バイオ医薬品の特許期限が過ぎた後につくられた医薬品のことで、有効性・安全性が同等でありながら、先行バイオ医薬品よりも価格が抑えられ、患者の自己負担を減らすことができます。また医療費を節約でき医療保険制度の安定にもつながります。

 バイオ医薬品について

 今までの薬は、主に薬品を化学反応させてつくられていましたが、バイオ医薬品は、細胞や微生物などの生物の力を利用してつくられる、タンパク質を有効成分(治療効果がある成分)とする新しい薬です。

 タンパク質は複雑な構造をしているため、薬品を化学反応させてつくることは困難です。そこで、生物が持つタンパク質を作る力を利用して、病気の治療に効果的なタンパク質をつくり、薬としたものがバイオ医薬品です。

 バイオ医薬品は、高度な技術や大規模な設備を用いて製造されています。また、品質を確かめるために、今までの薬よりも多くの試験を行う必要もあります。

 こうしたことから、バイオ医薬品の値段は、多くの薬よりも高くなっています。

どんな病気に使えるの?

 糖尿病の治療に使われるインスリン、がんやリウマチの治療に使われる抗体医薬品など、バイオ医薬品には様々な種類があります。

 今までは治療が難しかった病気にも効果が期待されています。

バイオ医薬品が治療に使われる病気

・がん ・糖尿病 ・関節リウマチ ・乾癬 ・腎性貧血 ・血友病 ・炎症性腸疾患 ・多発性硬化症 など

バイオシミラーを希望するときの注意点

  • すべてのバイオ医薬品にバイオシミラーがあるわけではありません。また、ジェネリック医薬品とちがって、原則、薬剤師による調剤変更はできません。バイオシミラーを希望する場合は、担当医に相談してください。

  • バイオ医薬品を使用している方で、高額療養費制度や医療費助成制度を利用されている場合、バイオシミラーに変更しても、自己負担額が下がらない場合もあります。しかし、バイオシミラーを選択することで、医療保険制度の負担を減らすことができます。ぜひ、バイオシミラーの利用を検討ください。

 
 
 
 
 
 

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情報発信元

すこやか健康課

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